歯ぐきから血が出るのは歯周病?受診した方がよい症状とは

2026.11.06

「歯ぐきから血が出るのは歯周病?」という見出しと、歯・歯ぐき・歯ブラシのイラスト。

こんにちは、津田歯科医院です♪

これからこのブログでは、患者様からよくいただくご質問や、歯・お口の気になる症状について、分かりやすくお伝えしていきます。

歯科医師や歯科衛生士の視点から、当院が診療で大切にしていることや、ご自宅でのケアについても、ご紹介していく予定です。

第1回は、歯ぐきからの出血についてお話しします。

 

「歯を磨くと血が出るけれど、痛くないから大丈夫かな?」

そんなふうに感じたことはありませんか?

 

歯ぐきからの出血は、歯肉炎や歯周炎など、歯ぐきの炎症を知らせるサインであることがあります。

 

ただし、歯ブラシの当て方などが原因で傷がつき、出血する場合もあります。

出血だけで原因を決めつけず、繰り返すときは歯医者で確認することが大切です。

今回は、

♦歯肉炎と歯周炎の違い

♦受診した方がよい症状

♦そして症状が出る前からお口を確認する大切さをお伝えします。

 

歯肉炎と歯周炎はどう違う?

「歯肉炎」と「歯周病」は、別々の病気と思われるかもしれませんが、歯周病というのは、歯肉炎や歯周炎などの総称です。

 

歯肉炎=歯ぐきに炎症が起きている状態

歯と歯ぐきの境目などに歯垢(細菌が集まってできたプラーク)がたまると、歯ぐきが赤く腫れたり、歯磨きのときに出血したりすることがあります。

歯肉炎では、まだ歯を支える骨は失われていません。

適切な歯磨きや歯科医院での清掃などによって、改善を目指せる段階です。

 

歯周炎=歯を支える骨などにも影響が及んでいる状態

歯周炎では、歯ぐきだけでなく、歯を支える骨や周囲の組織にも炎症による破壊が起きています。

歯ぐきの見た目や出血の量だけでは、歯肉炎なのか、歯周炎まで進んでいるのかは分かりません。

歯周ポケットの深さや骨の状態などを、検査で確認する必要があります。

"歯肉炎と歯周炎の違い(日本歯周病学会監修)"

 

受診した方がよい、3つのサイン

受診を考えたい3つのサイン

1.歯磨きやフロスのときに血が出る

毎回ではなくても、同じ場所から繰り返し出血するときは、一度ご相談ください。

歯ぐきに炎症があると、歯ブラシやフロスが触れたときに出血しやすくなります。「強く磨いたせいだろう」と自己判断せず、歯ぐきの状態と磨き方の両方を確認してもらいましょう。

2.歯石が見える、歯の根元のざらつきが気になる

歯石は、歯垢に唾液中の成分が沈着して硬くなったものです。一度できた歯石は、普段の歯磨きでは取り除けません。

歯の根元に硬い付着物が見えるときや、歯石が気になるときは、歯科医院で確認しましょう。自分では見えない歯ぐきの内側に、歯石がついていることもあります。

"歯石について(日本歯科医師会)" "歯ぐきの内側の歯石について(日本歯周病学会)"

3.口臭が気になる

口臭は、歯周病に伴って起こることがあります。ただし、舌の汚れやお口の乾燥など、ほかの原因もあるため、口臭だけで歯周病とは判断できません。

歯磨きをしても気になる、以前より気になってきたという場合は、原因を確認することから始めましょう。

"口臭の原因について(日本歯科医師会)"

 

痛みがなくても、歯周病が進んでいることがあります

歯周病は、強い痛みがないまま進むことがあります。そのため、「痛くなってから受診しよう」と待っている間に、歯を支える骨への影響が広がっている場合もあります。

歯ぐきから膿が出る、歯が揺れる、噛みにくくなったといった変化は、歯周炎が進行している可能性を考える症状です。ただし、出血や口臭があるからといって、すぐに重度の歯周炎というわけではありません。

大切なのは、症状の軽さや痛みの有無だけで判断しないことです。

"歯周病の進行と症状(日本歯周病学会監修)"

強い腫れや痛みがある場合や、出血が多い・止まりにくい場合は、早めに歯科医院へご連絡ください。

 

当院が大切にしているのは、症状が出る前からの確認です

当院では、出血や痛みが気になってから受診するだけでなく、症状がない時期から、定期的にお口の状態を確認することを大切にしています。

定期的に確認しましょう

歯ぐきの状態や歯周ポケットの深さ、必要に応じてレントゲンで骨の状態などを確認し、検査結果をもとに治療の進め方をご説明します。

定期的なケアでは、歯石や汚れを取り除くだけでなく、磨き残しや歯磨きの方法も確認します。通院の間隔は一律ではなく、歯ぐきの状態や汚れのつき方などに合わせてご相談しています。

詳しくは、こちらをご覧ください。

 ◎当院の歯周病治療

 ◎定期検診・メンテナンス

 

血が出るとき、歯磨きはやめた方がいい?

少量の出血が気になるからといって、その場所を全く磨かなくなると、歯垢が残って炎症が続くことがあります。

🪥 強くこすらず、やわらかめの歯ブラシでやさしく清掃しましょう。

歯ぐきにやさしい歯磨きを

出血が多い場合や傷がある場合は、無理をせず歯科医院へご相談ください。

歯ブラシの選び方や、フロス・歯間ブラシの使い方は、お口に合った方法を知ることが大切です。受診時に、普段の磨き方についてもお聞かせください。

"一人ひとりに合った歯磨きについて(日本歯科医師会)"

 

小倉北区で、歯ぐきの出血が気になる方へ

「少し血が出るだけだから」「痛くないから」と、受診を迷うこともあると思います。歯ぐきの出血や歯石、口臭が気になるときは、今のお口の状態を知るきっかけにしてみてください。

小倉北区京町の津田歯科医院では、歯ぐきの状態を確認し、必要な治療や日々のケアを一緒に考えていきます。しばらく歯科医院に通っていない方も、ご相談ください。

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